ロンドン大学通信課程学生のブログ

2022/8 BSc in Mathematics and Economics 修了。2023/10〜 データサイエンス修士課程

速読、集中力、勉強時間

当然のことだが、勉強時間が長ければ良い勉強という訳ではない。

中学生時代の梶田隆章先生(2015年ノーベル物理学賞受賞)によると、「1日2時間以上勉強してもムダだよ」だそうだ。

前に書いた通り、勉強の検討段階で、集中力の観点から1日6ページが限界だとしていた。

今年は下記の科目を履修している。
番号は計画した勉強順。

【1年目: すべて必修】
1: 線形代数
2: 解析学
3: 経済学入門
4: 統計学 I(ハーフコース)
5: 統計学 II (ハーフコース)

数学はほとんど終わっている。
問題は経済学入門である。
この科目のSubject guide(大学から支給される教材、以下SG)は2ページも読むと頭がパンクする。
難しい。読者を置いてきぼりにしがちだ。

経済学入門を、当初の予定(上記の勉強順)を早々にくつがえして7月から始めた理由は、前に書いたとおり数学の勉強の合間に気晴らしとして勉強したかったからだ。また、計画の勉強順番は正しい順番(経済学入門は解析の後)なのだが、経済学入門で使う数学レベルであまり硬く考えて順番を守る必要もないかとも思ったのでとりあえず始めてみた。
読み進めてみた結果、恐ろしく難しいことに気づいた。この科目を1日6ページ進めるのは無理だ。科目名にIntroductionと書いてあるし、最初の方はそんなに難しくないから、完全に考え違いをしていた。
学生用ポータルサイト上の意見交換フォーラムでのある学生のコメントによれば、院レベルの領域に入り込んでいるそうだ、よく知らんが。

この科目単体としてはともかく、全体としては1日6ページというペースは守っている。それどころか、今の時点では予定をはるかに上回るペースだ。
つまり、数学科目4ページ以上+経済学入門2ページで1日6ページ以上。

だが、最近は経済学入門のSGを1日3ページのペースで読むことができるようになってきた。良い兆しだ。

1日の勉強時間を1時間にしたい。
もうすぐ数学科目は全部終わる。
だから、経済学入門を1日1時間6ページのペースで進める。今、進捗が非常に良い状態でこれから1日6ページペースを保てば、期末試験前にだいぶ時間ができる。
そしたらたっぷり時間をかけて全科目の過去問をやりたい。

速く読んだって理解できてなければ意味がないのだが、とりあえず挑戦してみる。
その際、頭の回転を速くしようとする意識だけが頼りだ。