ロンドン大学通信課程学生のブログ

2022/8 BSc in Mathematics and Economics 修了。2023/10〜 データサイエンス修士課程

勉強の進捗20161120


今季の勉強を開始してから半年が経つ。

今季の履修科目は下記のとおり。

【2016-2017 session: 全て必修】
1: 経済学入門
2: 抽象数学
3: 中級線形代数(ハーフコース)
4: 中級解析学(ハーフコース)


1はまだ50ページぐらい。
需要と供給の弾力性の解説が終わったところ。
「Introduction to economics」という科目名に相応しい指定参考書に沿って勉強しており、経済学に対する好奇心を強烈に掻き立てる。
リニューアル前の去年までの同科目は何というか、「経済思想入門」と呼ぼうか。
今思うと決して学部の入門レベルではなかった。

2は半分くらい終了。今は≡、modあたり。
3も半分くらい。直交対角化あたり。
4も半分くらいだが、この2ヶ月ほとんど進んでない。広義積分

Subject guide(大学から支給される教材)ベースの進捗は合計で330ページ。ひどい。この2ヶ月で70ページぐらいしか進んでない。1のボリュームと1以外の難易度もさる事ながら、職務上の危険予測と事前対処の諸々が頭から離れない。季節が秋となり酷暑から解放されても、大学の勉強の進捗に良い兆しが表れることはなかった。

今季は3と4を諦めることにした。
半年で半分できてのこり半年で半分ではアウトだ。また、現時点では様々な理由から1と2に大きな価値を見出している。
1と2に集中する。これにより予定が立つ。

油断はあった。去年は予定表を随時更新しながら勉強していたのに、今年は季節が変わればなんとかなるとかテキトーな観測で進めてきた。
だが、油断の背景にあるのは、当初の予定の3.5科目(ハーフコースは0.5科目)から3科目に減らした後、さらに1科目減らさなければいけない悔しい現実であり、その現実から目を背けてきたことだ。

諦めた。気持ちがすっきりした。今季のスケジュールを検討していた5月にこう書いた。
「.....進捗の遅れによって積み重なる精神的プレッシャーは、理解度の低さと同様に勉強に対するモチベーションとクリエイティビティに影響してくる。」

勉強していて改めて気づく。これは真実だ。わかっていたことなのに忘れてしまっていた。基本中の基本なのに。

学位までの年数は更に延びる。だが、学位ありきで勉強しているわけではない。学位は学位を取得する頃に到達しているだろう高みとその充実感に付属するオマケでしかない。
急がす焦らず、今得られるものを時間をかけて習得していく。