マクロ経済学の勉強はあと2章を残すのみ。
昨年から少しづつ進め、やっと終わりが見えてきた。
最後の2章は金融と財政の政策についてなので、これまでの総まとめとなる。
今は先に進むのを中断し、AD-ASモデルのあたりから復習をしている。復習しないまま先に進むと非効率になると考えたからだ。
試験はいつもどおり5月。間に合う。
ロンドン大学に入学する前に買った「西部邁の経済思想入門」を読んでいる。
経済学の入門書と勘違いしてこの本を買った当時は1/3くらい読んだあたりであまりに難しいので嫌になってやめてしまった。
ミクロとマクロの大半の勉強を終えた今はスラスラ読める。
半分読み終わった。
学習範囲外で(あると思われ)わからない箇所もあるが、可能なかぎり時代の思想をかみ砕きながら要点をうまくまとめてあるおかげで、経済学の基礎を一通り勉強してあれば滞りなく読み進められる。
経済思想という重い内容を簡潔な文章に仕上げるあたりはさすがだ。これほどのインテリは稀有ではなかったか。
クラシカル、ケインジアンおよびネオクラシカルそれぞれの学派による解釈を数式とグラフで学習してきたのだが、知識・技術ばかりに目が行って、それぞれの時代的背景、または時代の思想が意識の中で置いてけぼりにされてきた。
経済学に限ったことではないが、どんなに肩書きが立派でも、背景の歴史とその思想を見ない奴にはろくなのがいない。
だから、学習の補完として4年間放置してあったこの本を手に取った。
せっかく買っておいて長年読まずに置いといた本を読むと心が軽くなる。
機械学習は今季に間に合わせるのを諦めた。(だからマクロ経済学は今季間に合う。)2年がかりで仕上げる。
事前予測をベータ分布で取り、経験を二項分布で取り、事前予測と結果を基にした確率をベータ分布で取る。
統計学の学習の初期の段階で学んだベイズの定理の奥深さに今更ながら驚いている。
昨季まで勉強していたFurther calculus のおかげで、ベータ関数が来ようがガンマ関数が来ようが動じることはない。
来年はマクロ経済学を仕上げ、機械学習と計量経済学の勉強を進める。
職場では良い調子だ。
今年はRPAで年間300時間以上の工数削減に成功した。
来年は、今年中に仕掛けたプロジェクト達が大きく動くだろう。
そこに、ロンドン大学で学んだことをうまく乗っけていきたい。
偏狭な世の中の空気にも良い変化が訪れてきているように感じるこの年末。
来年はどうもいい年になりそうだ。
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来年もどうぞよろしくお願いします。
それではよいお年を。