ロンドン大学通信課程学生のブログ

2022/8 BSc in Mathematics and Economics 修了。2023/10〜 データサイエンス修士課程

日本語の参考書

各履修科目のSubject guide(教科書)は、初歩的な内容から順を追って説明してありわかりやすい。
Subject guideがもし役に立たないときのことを考えて、昔から持っている数学の参考書を本棚に置いて用意しておいたが、出番はなさそうだ。
数学関連の履修科目は以下のとおり。

解析学
線形代数
統計学

解析学は昔、学生時代にアメリカのテキストの日本語版を使用していたが、数ヶ月前にオリジナル(英語版)を買った。Serge Langという先生の本で、定番中の定番の参考書である。学校の教科書の代わりにこの参考書を使用している日本の高校生や大学生は少なからずいるはずた。

線形代数は松坂和夫先生の線形代数入門という本をずっと前から持っている。国内の線形代数のテキストでこれ以上わかりやすいものは知らない。
松坂先生のような戦前生まれの学者が書いた、何十年も生き残っているような参考書はさすがに素晴らしい。


統計学は、今年に入って勉強を始めた。今持っている参考書は、東大教養学部から出ている入門書である。期待値や分散を導入する前に、平均の種類やデータの表現方法などの基本的な内容を扱っており、わかりやすく非常に評判の良い本だ。


さて、何が言いたいかと言うと、せっかくイギリスの大学に入学したのだから、勉強に日本語を介在させたくない。
Subject guideはわかりやすいから、 上記の線形代数統計学の日本語のテキストは使わなくて済むことになりそうだ。これで日本語を排除できるわけだ。

統計学の本は折を見て売ろうかと思う。読み終わってないから少々痛いが。