ロンドン大学通信課程学生のブログ

2022/8 BSc in Mathematics and Economics 修了。2023/10〜 データサイエンス修士課程

講義ビデオ

1日6ページのペースを死守しながら線形代数の勉強を進めている。
どんどん説明が抽象的になっていく。
ベクトル空間とか。
頭がモンモンとなる。

空間とか次元とかから一時的に少しでも逃避できるよう、経済学入門の勉強も始めた。
Subject guide (教科書)によれば、本コースの内容は、アメリカで発行された経済学のたぐいの本とは異なると著者(教授)
は言っている。ツール(主に数学)を使って、実際に起こる事象を抽象化、モデル化するとのことだ。

とりあえず第1章を終えた後、学生用ポータルサイト上の講義ビデオをみた。

教授(著者)の話を一部紹介する。(日本語訳はテキトー)

----大学で学ぶ経済学は、ビジネスの現場から見れば古いものだから、大学でどんな知識を身につけようが大学を出たばかりの新人など役に立たない。必要なことは、新しいことにも対応できる力である。そのためには、考えることを学ぶことだ。----

----本コースは金儲けを目的としていない。金儲けが目的でここに来ている学生がいるなら、金儲けのコツを今伝授してあげよう。(小声で)Buy cheap, sell dear. さあ、教えたから出てっていいよ(笑)----

面白い先生だが、このあとちょっと嫌なことを言った。

期末テストの合格率は50パーセント台だそうだ。

不合格の学生は、Subject guideを読まずに市販の参考書を読んでたに違いないとのことだ。
確かにSubject guideを読まない気持ちもわかる。Subject guideでは、いきなりピンポイントで話が始まる。市販の参考書のように、広く浅い話はしていないのだ。
実際、第1章で予想以上にパニクった。3回繰り返し読んで、練習問題でグラフを自分でスケッチしてみてようやくわかってくるのだ。

ただ、見方をかえれば、Subject guideの方が、ピンポイントな分、はやく概念をとらえることができそうに思える。